茨木の野鳥

 1990年に日本野鳥の会の協力によって行われた鳥類生息実態調査の結果が茨木市から発表されました。

それによると、夏と冬の限られた期間中の調査でしたが、全部で105種もの野鳥が記録されました。大阪府で戦後記録された野鳥(298種)の約35%にあたります。府内の記録はたった1回しか見られていない種類や、海岸でしか見られない種類を含んでの種数ですから、茨木市だけで105種というのは、予想を超える種数といえます。

春から初夏にかけては66種、冬の間には81種が見られました。冬の方が種数が多いのは、府内の一般的な傾向です。

 市内全域で見られる野鳥  山間部で見られる野鳥
 安威川沿いに見られる野鳥   バードウオッチングマップ 

市内ほとんどで見られた野鳥は、 キジバト、ツバメ、ゼグロセキセイ、ヒヨドリ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラスなどです。

 生活の場所の選り好みが少ないのか、市内のどこにでもある環境で暮らせるタフな野鳥たちです。

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 北摂の山間部だけで多く見られたのは、

コゲラ、キセキレイ、ウグイス、シジュウカラ、メジロ、イカル、ホオジロなどです。

 この種の中には、冬になると市街地の庭先に現れるものもあります

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これとは反対に、平野部だけで多く見られたのは、 ケリ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリなど、水田や安威川のヨシ原に好んで住んでいる野鳥たちです。
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また、府内全域で減少傾向が憂えられている猛禽類(オオタカ、ハイタカ、サシバ、アオバズク、フクロウ)が、ごく少数ですが記録されました。また、府内では箕面や金剛山などに局地的に生息するヤマセミ、オオアカゲラ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウも観測されています。

これらの希少な野鳥の存在は、その野鳥を支える奥深い豊かな自然のあることを示しています。それを次の世代に伝えるのは私たちの大切な役割だと思います。

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(バードウオッチングポイント)

市内全域の調査を通じて、野鳥のたくさん集まっている場所が、市内のどこにあるか分かりました。その中から、手軽にバードウオッチングを楽しむことが出来る、おすすめ探鳥地を紹介します。

松沢池

水面や池畔にたくさんの水鳥たちがいます。松沢池北岸のほぼ中央に池を見渡せる歩道があります。

主な鳥  カイツブリ、 ゴイサギ、 コサギ、 バン、 セグロセキセイ

西河原公園

ムクノキやアオキなど、野鳥が好んでついばむ実を付ける木が多い公園です。中央を流れる水路で水浴びしている野鳥も見かけます。

主な鳥  キジバト、 ヒヨドリ、 ツグミ、 カワラヒワ、 イカル、 シメ

耳原大池から太田茶臼山古墳

耳原大池や継体さんの濠には冬の間、カモ類をはじめ、たくさんの水鳥がいます。池の周りの雑木林には山の小鳥たちがすんでいます。

主な鳥  カイツブリ、 コサギ、 オシドリ、 カワセミ、 エナガ、 メジロ

千提寺

田や畑、ため池、雑木林、庭園などが入り交じった複雑な環境には、いろいろな野鳥がすんでいます。

主な鳥  コジュケイ、 シロハラ、 ヤマガラ、 ホオジロ、 カワラヒワ

泉原から多留見峠

尾根にたどり着くまでの谷沿いの林に、山の小鳥たちがたくさんすんでいます。尾根の道では、ホオジロなど開けた環境に住む鳥に出会えます。

主な鳥  ルリビタキ、 ヤブサメ、 キクイタダキ、 エナガ、 シジュウカラ

忍頂寺から竜王山をへて車作

龍王山頂では、うっそうと茂った森に好んで住むアオジやアオゲラなどの野鳥に出会えます。

主な鳥  コゲラ、 ヒヨドリ、 ヤブサメ、 ウグイス、 メジロ、 ホオジロ

阿武山口から車作大橋

安威川の上流には、清流の鳥、カワガラスが住んでいます。川沿いのカシ林ではサンコウチョウやオオルリのさえずりを聞くこともあります。

主な鳥  アオゲラ、 キセキレイ、 サンショウクイ、 ヤマガラ、 イカル

(主な鳥の 赤色は1年中いる鳥、青色は冬だけいる鳥、紫色は夏だけいる鳥を示しています。)

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